加齢とともに増える白髪。何かの商品や努力でなんとか減らないかなぁ。と考えるのは当然。
現在の白髪を「減らす」「治す」「予防する」考え方と、今後の予測を一緒に見ていきましょう!
結論
基本的には治りません。
髪の毛はメラニンによって黒く見えます。「毛母細胞」で作られ髪の毛は「色素細胞」で作られたメラニンを受け取って黒く見えます。
白髪はメラニンそのものが作られていない、または受け渡しがうまくできていないことで、白髪になります。
ではなぜそのようなことになるのか、まずは「白髪の原因」から見ていきましょう。
原因によっては「治る」という例外があります。
白髪の原因
加齢
白髪の一番の原因です。
年齢を重ねると色素細胞の働きが低下し生成されるメラニンの量も減ります。
個人差はありますが、人間である以上は避けられない事実です。
遺伝
白髪は遺伝による影響が大きいと言われていますが、実際のところは解明されていないことも多く、はっきりとしたことは言えません。が、普段のサロンワークでたくさんのお客様に接している感覚としては、両親どちらかが「白髪が多い」「白髪になる年齢が若い」と子供も同じ傾向にあるように思います。
また「薄毛」くせ毛直毛などの「髪質」も遺伝が大きく関わっているのではないかと言われています。
ストレス
ストレスも白髪の大きな原因の一つになります。
ストレスで血管が収縮し、活性酸素も増えると血流によって十分な栄養が色素細胞に送られず、白髪になります。
例外
ストレスで白髪になった場合、そのストレスになっている原因が解消されると、稀に黒髪の戻ることがあります。毛先は白髪で根元が黒髪という状態です。
現状出来ること
基本的には血流を良くすることが、今できる最善だと考えています。
食事、睡眠、運動、頭皮マッサージ、頭皮用エッセンス、白髪の予防改善は身体を健全な状態に保つことと同意です。そして身体を健全に保つことは心の健康にもつながります。
現代は美味しいものもたくさんあります。忙しくて睡眠を削ることも珍しくありません。意識的に運動をする時間を作らないと、自然には運動もできません。
白髪の予防法については、また別の記事で詳しく書いていきたいと思いますが、血流を意識して日々、頭皮マッサージするだけでも、効果はあります。
2021/7月 最新情報
大正製薬が「毛髪最新研究発表会」で新たな研究成果を発表しました。
カギを握るのは「マイトル」という酵素だということです。
体内には生命活動のためのエネルギーを作るミトコンドリアという小器官が1000兆個以上あり、マイトルはその中に存在する酵素で、ミトコンドリアが活発機能するような役割を果たしています。40代くらいから加速的に減少すると言われています。
「マイトル」は髪の毛のメラニンの受け渡しにも関わっていて、マイトルの機能が低下するとメラニンの受け渡しができなくなるため白髪になる。
「マイトル」を活性化させればメラニンの受け渡しが活発になり、白髪になりにくくなるという仕組みで、マイトルを活性化させるのには「ボタンピ」と呼ばれる漢方の成分が有効だということも研究で発表されました。
「現状できること」で紹介したように、今はまだ血流を良くすることで髪を健康な状態に保つという考え方が一般的ですが、この研究では直接細胞に働きかけるという新しい考え方です。 今現在、ボタンピでマイトルを活性化させる飲み薬や塗り薬などの商品が発売されているわけではありませんが、今後「白髪が治る」という将来が来るかもしれませんね。
まとめ
・白髪は治らない。 ・ストレスでの白髪は稀に治る場合がある。 ・頭皮マッサージで血流よくして予防しよう。 ・将来は「白髪が治る」かも…
最後までお付き合いありがとうございます。エイジングケア世代は、まず毎日のシャンプー&トリートメントにこだわると良いですよ。↓↓↓↓
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