毎日使うシャンプー、あなたはどのように選んでますか?
髪の傷み、カラーの色持ち、頭皮環境、髪のハリコシ、髪のまとまりなど、ヘアケア、頭皮ケアにおいて、毎日使うシャンプー選びは最重要事項の一つです。
ここでは、あなた自身が自分の髪質や好みに合ったシャンプーが選ぶことができるように、シャンプーの選び方について美容師が解説していきます。
シャンプーの選び方
シャンプーの主な目的は頭皮や髪の汚れを落とすことです。しかし皮脂は頭皮や髪を保護する役割を果たしていますので、落とし過ぎると頭皮環境の悪化や髪の傷みなどの原因になります。
そこでシャンプーの主成分である「界面活性剤」の種類が重要になります。
ここでは界面活性剤の種類に重点を置いてシャンプーの選び方の基準をご説明していきます。
界面活性剤とは 水と油を混ぜる成分。シャンプーでは、髪、頭皮をお湯で濡らしシャンプーを泡立て皮脂や汚れを浮かし、最後にシャワーで洗い流す。その為に界面活性剤を使用しています。 シャンプーボトルの裏の成分表示の「水」の次に記載されている成分が、そのシャンプーの主な活性剤の種類になります。
主な活性剤の種類を見て、どのようなシャンプー(大体)か判断できるようになりましょう。
(例)
【全成分】水、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、BG、コカミドプロピルベタイン、PCAイソステアリン酸 以下省略
というように表示されています。
活性剤の種類と特徴
ここでは髪、頭皮に優しい3種の系統と10種の活性剤をご紹介しますので、ドラッグストアに行った際には片っ端からシャンプーの裏の成分表示を見てみてください。
系統 | 界面活性剤 | 特徴 | |
アミノ酸系 | グルタミン酸系 | ココイルグルタミン酸Na | グルタミン酸というアミノ酸を元に作られている。皮膚紙に対して優しい低刺激の活性剤。洗浄力は弱く、泡立ちも良くない。保湿効果が高く、しっとりとした仕上がり。乾燥毛、硬い毛、ダメージヘアにおすすめ。高価な活性剤。 |
ラウロイルグルタミン酸Na | 同上 | ||
アラニン系 | ラウロイルメチルアラニンNa | アラニンというアミノ酸を元に作られている。皮膚、髪に対して優しい活性剤。グルタミン酸系よりも洗浄力や泡立ちが良く、さっぱりサラサラとした仕上がり。根元の立ち上がりが欲しい人におすすめ。 | |
ココイルメチルアラニンNa | 同上 | ||
グリシン系 | ラウロイルサルコシンNa | グリシンというアミノ酸を元に作られている。皮膚、髪に対して優しい活性剤。洗浄力はやや強め。アミノ酸系の中ではややきしみが出る。オイリーやベタつきが気になる人におすすめ。 | |
ココイルサルコシンNa | 同上 | ||
タウリン系 | ココイルメチルタウリンNa | 含硫アミノ酸といわれるタウリンから作られる活性剤でAMTとも呼ばれる。皮膚、髪に優しい低刺激の活性剤。洗浄力はやや弱め。ヘアカラーの褪色が気になる人におすすめ。 | |
ラウロイルメチルタウリンNa | 同上 | ||
ベタイン系 | ラウラミドプロピルベタイン | 眼への刺激性が少なく、皮膚にも優しいことからベビーシャンプーに使用されている。きめ細やかでクリーミーな泡立ち。皮膚が弱い人やアレルギーのある人におすすめ。 | |
ココアンホ酢酸Na | 同上 |
以上。ご自身の髪質や好みに合いそうな界面活性剤を2種類ほど覚えておけば、あとはシャンプーを購入する際に成分を確認すれば、おおよそ求めるものかどうかは予想ができると思います。
香りや使用感などの好みもありますが、参考にしていただけると嬉しく思います。
具体的におすすめ商品を知りたい方はこちらも参考にしてください↓↓↓↓
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シャンプー選びって大切そう。だけど何がそんなに違うの?値段もだいぶ違うし。選べない!
そんなあなたの参考になれば嬉しく思います。
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